【Sublime Text】markdown形式で議事録を書いてみる

この記事はSublime Text Advent Calendar 2014の7日目の記事です。

さて、普段Sublime Textを主にHTML/CSS/JavaScriptのマークアップや、PHPなどのサーバーサイド側のプログラミング(時々ActionScriptなども)のために使っている私ですが、今回はプログラミング以外での使い方の紹介をしたいと思います。

Sublime Textで議事録をもっとスピーディに書きたい

Webサイト制作のためのデザインやコンテンツについて、Webアプリケーションシステムの仕様についてなど、クライアントさんや代理店さんとお打ち合わせすることも多いと思います。打ち合わせ時に決定した事項、また懸案事項、今後のスケジュールなどをメモして、後で事務所に戻った際にその内容を整理して議事録を作成します。

私はSIerに在籍していた時からの慣習で、長い間Microsoft Wordを使って議事録を書いていたのですが、箇条書きリストや表組みの作成、見出しの文字サイズ変更や、Word独自のオートフォーマットの機能が煩わしく感じることが多くなり、もっとスピーディに議事録や報告書が書けないものかな、と考え、「普段仕事で使っており、動作も軽快、Windows、Mac両方で同じような感覚で操作できるSublime Text使えばいいんじゃないか?」と思うようになりました。

Markdown 形式でらくらくマークアップ

そして、箇条書きリストや表組み、見出し、引用などの強調や書式について、できるだけ簡単に記載できる方法が望ましい、と考えました。そこで「これは使える」と思ったのがMarkdown形式でした。Markdownはもともと簡素化された記法からHTMLを生成するための言語として開発されました。今ではHTMLのほか、PowerpointやWord、PDFなど様々なファイル形式にエクスポートができるコンバータも多くあります。

普段HTMLのマークアップをお仕事にされている方からすれば、記法のマスターは非常に容易で、すぐに習得できると思います。(ここではMarkdown記法に関しての説明は割愛します)

▼参考:Darring Fireball - By John Gruber(Markdown考案者)
http://daringfireball.net/projects/markdown/

Sublime Textで快適にMarkdownを書こう

デフォルトのままのSublime Textでも(もちろん、テキストエディタならなんでも)Markdown形式のファイルは作成できますが、より快適に、わかりやすくMarkdownを記載するためのおすすめのプラグインを介いたします。

Markdown記法のコードに対応したカラースキーム:Monokai Extended

Markdown記法のコードは、Sublime Textのデフォルトのカラースキームではカラーリングされません。そこで、Monokai Extendedというカラースキームを導入することでコード全体の可読性が高まります。

Markdown内のHTMLコードをカラーリング:Markdown Extended

Markdown記法の文書内に、HTML分を記載する必要があるとき、Markdown内のコードをカラーリングしてくれるパッケージです。Monokai Extendedと併せて利用すると便利です。(ただ議事録であんまりコードを書くことは少ないのですがw それでもちょっとしたメモや書籍・ブログの原稿などでは使うこともあるかと思います)

ブラウザでHTML化した内容をプレビューできる:OmniMarkup Previewer


記載したMarkdown記法の文書を、即座にWebブラウザでプレビューできるプラグインです。プレビューされるHTMLは、見出し、テーブル、リストなどにスタイルが割り当てられ、非常に見やすいドキュメントとして出力されます。ちなみにパッケージ名は「Previewer」とありますが、プレビューのみではなく、HTMLファイルのエクスポート、HTML文のコピーなどにも対応しています。

議事録として出力されたHTMLをWebサーバーに設置するのもいいかもしれませんね。

作成したMarkdown文書をエクスポートしよう

さて、Sublime Textで作成したMarkdown文書の議事録データは、そのままメールに添付して送っても、可読性が高い書式とはいえ、少し不親切かもしれません。そこで作成した文書をいろいろな形式にエクスポートできるツールを紹介します。

Markdown形式の文書をエクスポートする:Pandoc

Pandocは、ターミナル(Windowsではコマンドプロンプト)で実行するアプリケーションで、作成したMarkdown形式の文書を、いろいろな形式にエクスポートしてくれる便利なものです。PandocはWindows/Mac両方に対応しています。

▼Pandoc
http://johnmacfarlane.net/pandoc/

Pandocをインストールし、作成したMarkdown文書のファイルと出力形式、出力ファイル名を指定します。

Pandocの実行例

pandoc [作成したMarkdownファイル名] -t [出力形式] -o [出力ファイル名]

例)PandocでMarkdown文書を、Microsoft Word(.docx)にコンバートする

pandoc iPadケース議事録.md -t docx -o iPadケース議事録.docx

これで、docxファイルが生成され、Microsoft Wordで閲覧することができます。


若干表示調整をする必要がある場合もありますが、僕はSublime Textで書いたMarkdown形式の議事録を、Pandocで出力したファイルを議事録として打ち合わせ関係者にお送りしています。とても便利ですよね。

Sublime TextでのMarkdown文書の作成は、とてもスピーディに書くことができ、またドキュメントの見た目を整形する手間をある程度省いてくれるMarkdownのコンバートのパッケージ・アプリケーションもあり、慣れればとても便利に感じます。

今回は議事録を作成するためのMarkdownということで紹介しましたが、もちろん単なるメモ書きや、ブログや書籍執筆や勉強会・セミナーイベントの登壇用の原稿、町内会のお知らせにも使っていただけるものではないかな、と思います。

今回紹介した定番のパッケージ・アプリケーション以外にも役に立ちそうなものがありますが、その紹介はまたの機会にて。ぜひいろいろ試して自分にあった使い方を探してみてください^^

さて、Sublime Text Advent Calendar 2014 明日は「猟銃女子」@sakie_boondock さんです!


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